#1、#2、#3、#4からの続きで、今月から積立を始めた”ひふみ投信”のチェックです。
5.運用実績(Performance)
①設定日(=運用開始日)
=2008年10月1日
②運用方式
=ファミリーファンド方式によるマザーファンドを通じての運用
(マザーファンド運用開始日=2012年4月20日)
ここからは運用報告書をチェックします。
まずTOPIX(東証株価指数)との比較です。
比較日 投信基準価額 投信騰落率 東証株価指数 指数騰落率
設定日2008/10/1 10,000円 - 1,311.57 -
4期 2012/10/1 13,415円 34.15% 962.16 △26.64%
→ TOPIXが年平均-6.66%なのに、ひふみ投信は年平均+8.27%の運用実績です。 とはいえ過去よくても、これからもいいとは限りません。
そして分配金は今期も”0(ゼロ)”でした。
→ 過去一度も分配したこはありません、これは長期投資向きですね。
最後に、個人的に注目しているのは、リスク(標準偏差)の低さです。
これは運用報告書に記載はありませんが、モーニングスターなどでチェックすると、
日本株式クラス標準=約18.7%(3年)
ひふみ投信=約13.7%(3年)
このリスクの小ささもひふみ投信の特徴のひとつではないかと思います。
2013年1月29日火曜日
2013年1月28日月曜日
ひふみ投信、積立始めました#4
#1、#2、#3からの続きで、今月から積立を始めた”ひふみ投信”のチェックです。
4.純資産総額(Asset)
① 純資産総額の推移
ここは「運用報告書」からチェックします。
決算期 純資産総額
1期(2009/09/30) 433,429,956
2期(2010/09/30) 580,416,588 ( 33.9%UP)
3期(2011/09/30) 1,490,917,455 (156.9%UP)
4期(2012/10/01) 2,586,913,542 ( 73.5%UP)
3、4期は前々回にチェックした受益権口推移と比較してUP率が大きいです。
つまりアクティブ運用による資産UPの方が大きいということでしょうか。
3、4期は相場もあまりよくなかったのに、流石というところでしょうか。
次回はいよいよ最後、”5.運用実績(Performance)”についてチェックしてみます。
4.純資産総額(Asset)
① 純資産総額の推移
ここは「運用報告書」からチェックします。
決算期 純資産総額
1期(2009/09/30) 433,429,956
2期(2010/09/30) 580,416,588 ( 33.9%UP)
3期(2011/09/30) 1,490,917,455 (156.9%UP)
4期(2012/10/01) 2,586,913,542 ( 73.5%UP)
3、4期は前々回にチェックした受益権口推移と比較してUP率が大きいです。
つまりアクティブ運用による資産UPの方が大きいということでしょうか。
3、4期は相場もあまりよくなかったのに、流石というところでしょうか。
次回はいよいよ最後、”5.運用実績(Performance)”についてチェックしてみます。
2013年1月27日日曜日
ひふみ投信、積立始めました#3
前回、前々回からの続きで、今月から積立を始めた”ひふみ投信”のチェックです。
3.継続性(going-Concern)
①信託期間
=無期限(2008年10月1日設定、運用開始)。
→ 長期投資に使うファンドは無期限でなければいけませんね。
②信託財産の終了条件(繰上償還)
= 以下の場合、この信託契約を解約し、信託を終了させる場合があります。
・信託契約の一部解約により受益権の口数が30億口を下回った場合
・この信託契約を解約することがお客様(受益者)のために有利であると認めるとき
・やむを得ない事情が発生したとき
→ 最初の項目”30億口”がどうなっているか、運用報告書からみてみましょう。
計算式は以下です。
純資産総額÷基準価額×10,000=受益権口数
2,586,913,542÷13,415=1,928,373,867
ということでまだ”30億口”には達していませんが、マザーファンドの方では
10月の運用報告書時点で”30億口”を超えてます。
この辺の状況も積立検討を始めたキッカケのひとつになります。
次回以降は以下をチェックしてみます。
3.継続性(going-Concern)
①信託期間
=無期限(2008年10月1日設定、運用開始)。
→ 長期投資に使うファンドは無期限でなければいけませんね。
②信託財産の終了条件(繰上償還)
= 以下の場合、この信託契約を解約し、信託を終了させる場合があります。
・信託契約の一部解約により受益権の口数が30億口を下回った場合
・この信託契約を解約することがお客様(受益者)のために有利であると認めるとき
・やむを得ない事情が発生したとき
→ 最初の項目”30億口”がどうなっているか、運用報告書からみてみましょう。
計算式は以下です。
純資産総額÷基準価額×10,000=受益権口数
2,586,913,542÷13,415=1,928,373,867
ということでまだ”30億口”には達していませんが、マザーファンドの方では
10月の運用報告書時点で”30億口”を超えてます。
この辺の状況も積立検討を始めたキッカケのひとつになります。
次回以降は以下をチェックしてみます。
2013年1月23日水曜日
ひふみ投信、積立始めました#2
前回からの続きで、今月から積立を始めた”ひふみ投信”のチェックです。
2.手数料(Cost)
① 購入手数料(販売・申込手数料)
=ありません
→ いわゆる”ノーロード(ゼロ)です、Good Jobです。
② 信託報酬
=年1.029%(税抜年0.980%)
→ アクティブファンドですからこのくらいであれば安いほうだと思います。
そしてこのファンド、「資産形成応援団(信託報酬一部還元方式)」
という他ではあまり見かけない仕組みがあります。
これは一定期間以上保有すると、所有期間に応じて一定割合分の受益口を
還元するということです。
・買付けから5年以上10年未満=0.2%
・買付けから10年以上=0.4%
現金として還元されるわけではないですが、確実にリターンは向上します。
これを”コスト減”とすれば、最大0.629%と考えることもできます。
TOPIXインデックスファンドが0.4%程度ですから、結構評価していい気がします。
③ 信託財産留保額
=ありません
→ 個人的にはあってもいい気がしますが、上記の仕組みがあることで
このファンドを購入する人は保有し続けることを期待できそうです。
そして運用報告書ではまず実質的なコストをチェックしてみましょう。
これは「1万口当りの費用の明細」から読み取ります。
計算式は以下で概算を算出しました。
1万口当りの費用明細÷その期の平均基準価額=実質的なコスト
177円÷12,696円=1.394%
次に株式売買比率をチェックしてみます。
ひふみ投信とマザーファンドを合計すると、1.36となります。
約30億円の純資産に対して約40億円ほどの売買が行われたこととなります。
最後に受益権総口数の推移を見てみましょう。
1期決算時 = 35,940
2期決算時 = 52,037 (前期比 45%UP)
3期決算時 = 119,679 (前期比130%UP)
4期決算時 = 192,769 (前期比 61%UP)
順調に増えてますね。
次回以降は以下をチェックしてみます。
2.手数料(Cost)
① 購入手数料(販売・申込手数料)
=ありません
→ いわゆる”ノーロード(ゼロ)です、Good Jobです。
② 信託報酬
=年1.029%(税抜年0.980%)
→ アクティブファンドですからこのくらいであれば安いほうだと思います。
そしてこのファンド、「資産形成応援団(信託報酬一部還元方式)」
という他ではあまり見かけない仕組みがあります。
これは一定期間以上保有すると、所有期間に応じて一定割合分の受益口を
還元するということです。
・買付けから5年以上10年未満=0.2%
・買付けから10年以上=0.4%
現金として還元されるわけではないですが、確実にリターンは向上します。
これを”コスト減”とすれば、最大0.629%と考えることもできます。
TOPIXインデックスファンドが0.4%程度ですから、結構評価していい気がします。
③ 信託財産留保額
=ありません
→ 個人的にはあってもいい気がしますが、上記の仕組みがあることで
このファンドを購入する人は保有し続けることを期待できそうです。
そして運用報告書ではまず実質的なコストをチェックしてみましょう。
これは「1万口当りの費用の明細」から読み取ります。
計算式は以下で概算を算出しました。
1万口当りの費用明細÷その期の平均基準価額=実質的なコスト
177円÷12,696円=1.394%
次に株式売買比率をチェックしてみます。
ひふみ投信とマザーファンドを合計すると、1.36となります。
約30億円の純資産に対して約40億円ほどの売買が行われたこととなります。
最後に受益権総口数の推移を見てみましょう。
1期決算時 = 35,940
2期決算時 = 52,037 (前期比 45%UP)
3期決算時 = 119,679 (前期比130%UP)
4期決算時 = 192,769 (前期比 61%UP)
順調に増えてますね。
次回以降は以下をチェックしてみます。
2013年1月21日月曜日
ひふみ投信、積立始めました#1
今月(2013/01)からレオス・キャピタルワークスの”ひふみ投信”の積立始めました。
ということで、まずはこの投信の内容を目論見書2012/12/22版から簡単にチェック。
(竹川さんのP-CCAP的な感じで)
1.運用ポリシー(Policy)
① 国内外の上場株式を主要な投資対象とし、
市場価値が割安と考えられる銘柄を選別して長期的に投資します。
→ 株式アクティブファンドってことですね。
現時点では国内株式しか投資してないようです。
② 株式の組入比率を柔軟に変化させて運用します。
→ 株式以外の組み入れとしては現金を想定しているようなのですが、
そこにも報酬信託が掛かるとこは若干気になります。
③ 「ひふみ投信」の運用はファミリーファンド方式により、
マザーファンドを通じて行ないます。
→ これは他のベビーファンド(ひふみプラス)と
資産規模を共有できるのでよいのかな。
合わせて2012/10/1の運用報告書もチェックしてみます。
① 組入資産明細表を見る限り、上場株式ばかり(国内)ですが、
よく考えたらこれらが割安なのかどうか私には判断できませんでした(笑
あと大型株、中小型株、内需成長株などの組入比率を何度か変更しているようで、
全銘柄を長期的に投資っていうわけではなさそうです。
② レポートによると2011/12月までは現金比率を20%i以上にしたり、
決算期2012/10/1時点ではコール・ローンなどその他が14.4%だったりと
柔軟に変化をさせているようです。
③ 2012/10/1決算時点で「みふみ投信」ベビーファンドの純資産総額は約26億円弱で、
「みふみ投信」マザーファンドの純資産総額は約30億円強ということで、
マザーファンドがようやく安定運用規模と言われている30億円の大台に乗ってきました。
この辺がこのファンドの積立検討をはじめたキッカケのひとつです。
そして<今後の運用方針>
できれば
・日本の中小型株中心
・景気や為替などの外的要因に左右されない
・ビジネスモデルがシンプル
・独自要因で成長
このような企業の組入比率をあげていくことが重要
ということですが、
グローバルな景気回復、円安への方向転換へも柔軟に対応するとのことでした。
次回以降は以下をチェックしてみます。
2.手数料(Cost)
ということで、まずはこの投信の内容を目論見書2012/12/22版から簡単にチェック。
(竹川さんのP-CCAP的な感じで)
1.運用ポリシー(Policy)
① 国内外の上場株式を主要な投資対象とし、
市場価値が割安と考えられる銘柄を選別して長期的に投資します。
→ 株式アクティブファンドってことですね。
現時点では国内株式しか投資してないようです。
② 株式の組入比率を柔軟に変化させて運用します。
→ 株式以外の組み入れとしては現金を想定しているようなのですが、
そこにも報酬信託が掛かるとこは若干気になります。
③ 「ひふみ投信」の運用はファミリーファンド方式により、
マザーファンドを通じて行ないます。
→ これは他のベビーファンド(ひふみプラス)と
資産規模を共有できるのでよいのかな。
合わせて2012/10/1の運用報告書もチェックしてみます。
① 組入資産明細表を見る限り、上場株式ばかり(国内)ですが、
よく考えたらこれらが割安なのかどうか私には判断できませんでした(笑
あと大型株、中小型株、内需成長株などの組入比率を何度か変更しているようで、
全銘柄を長期的に投資っていうわけではなさそうです。
② レポートによると2011/12月までは現金比率を20%i以上にしたり、
決算期2012/10/1時点ではコール・ローンなどその他が14.4%だったりと
柔軟に変化をさせているようです。
③ 2012/10/1決算時点で「みふみ投信」ベビーファンドの純資産総額は約26億円弱で、
「みふみ投信」マザーファンドの純資産総額は約30億円強ということで、
マザーファンドがようやく安定運用規模と言われている30億円の大台に乗ってきました。
この辺がこのファンドの積立検討をはじめたキッカケのひとつです。
そして<今後の運用方針>
できれば
・日本の中小型株中心
・景気や為替などの外的要因に左右されない
・ビジネスモデルがシンプル
・独自要因で成長
このような企業の組入比率をあげていくことが重要
ということですが、
グローバルな景気回復、円安への方向転換へも柔軟に対応するとのことでした。
次回以降は以下をチェックしてみます。
2.手数料(Cost)
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